2011年4月17日日曜日

テイリーサイフォンのロート

(生産中止になったコーヒーサイフォンの部品を現行品で無理矢理代用したお話です)

約10年愛用してきたテイリーのサイフォン(2人用)。


今回ひびが入ったテイリのサイフォンのロート部


先週末もこれで入れた珈琲を楽しもうと、ロートを挿し込んでいるときに、パキッと音がしてロートにひびが入ってしまった。



ひびが入ってしまった


一瞬、サイフォン毎、廃棄かと思ったが、その他のパーツは全く問題無いし、捨てるのはもったいないと思い直した。
ネットなら部品単位で買えるだろうと早速ググったが、逆に衝撃の事実が判明。

なんと、このサイフォンを作っていた中里は2008年に無くなっていたらしい。
販売していた形跡のある通販業者も軒並完売表示で買えない。
あちこちのブログでも泣く泣く新しいサイフォンに買い換えたと報告されている。

万事休すかと思ったが、この際、人柱覚悟で別のサイフォンのロートを買ってつけてみることに。
選んだのは形状の似てそうなハリオのもの(テクニカ TCA-2 のロート)。
カタログの寸法と写真から比率で各部の寸法を大体割り出し(かなりテキトーなやり方)、大きく外れてないことを確認して注文。

待つこと3日、届いたハリオのロートを(相方を失った)テイリーのフラスコと接続。しっかり栓が出来ず。
まぁここまでは想定内、ひびの入ったテイリーのロートと細い口の先を合わせてみるとほぼ同じ大きさ。
もくろみ通り、そう、ゴム栓部分はテイリーのものを使う計画。

ところが、このゴム栓がなかなか取れない。
ガラスの取扱いでケガをしないために(pdf)を参考に竹ひごをガラスとゴムの間に挿し込み、出来た隙間に水を垂らし、竹ひごのポジションを変え水を垂らし、これを繰り返し、竹ひごが刺さったまま、ゴム栓をねじる様に引っ張るとなんとか抜けた。
特にハリオの新しいゴム栓は抜けにくくする為、シリコンゴムを採用したと説明書きが入っていて、その通り全く抜けない。買ったばかりのロートを早速割って壊すところやった。

なんとか双方のゴム栓が外れ、ハリオのロートにテイリーのゴム栓を取り付けてみるとぴったり。
濾過器も問題無くテイリーのものが使えた。(むしろ濾過布を付ける部分がハリオのロートの窪みとフィットしていい感じである)

いよいよ珈琲を入れる。
ほんの少しだけ、ゴム栓部分がきつくなった印象だが、問題無く珈琲を入れることが出来た。


テイリとハリオのコラボ

ロートの上の口の径が大きくなった為、蓋が使えなくなったが、テイリのサイフォン付属のロート立てで代用できた。
(ハリオのサイフォンはもともと蓋とロート立てが共用みたいにカタログの写真は写っている)

お約束ですが、サイフォンのパーツ交換は、自己責任でお願いします。
他のパーツが破損したり、怪我をしたり、ガラクタが増える結果となっても当方は一切責任を負いません。