2013年6月23日日曜日

エンベデッドシステムスペシャリスト試験 合格体験記

応用情報処理技術者試験に合格してから1年半。
せっかく試験の一部を免除してもらえる機会をもらっているので、
使わない手はないと一番業務分野に近いと思われる
エンベデッドシステムスペシャリスト試験を受けた。


<腕試し>
まずはタダでできる過去問を体験。
午前Iは免除される為、午前IIから受験。
いきなり6割は超えた。
午後は、午後Iと午後IIでは問題量の違いだけで、求められる技量レベルは、
変わらない様に感じた。
何というか問題そのものがおもしろい。

<教材>
教材は一番売れていると思われる下記を選択。

情報処理教科書 エンベデッドシステムスペシャリスト 2013年版
情報処理教科書 エンベデッドシステムスペシャリスト 2013年版
牧 隆史,松原 敬二

翔泳社
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内容としては、一通りの事がまとまっていて、通勤中の勉強には良かった。
また、午後の過去問の解説があるのは非常に助かった。
'過去問の解答にどうしても納得できない問題があって、
その解説のおかげでスッキリして受験できた。)

しかし、受験してから思ったことは、午後の試験は、こういう教材で勉強して
対策できることは少なく、午前IIの対策としては、この本は少しもの足りないということ。
午後の対策は実務をこなしている人にしたら、根気とスピードだけの勝負じゃないかと思う。
特に急ごしらえの知識など全く必要ない。
午前IIは広く知識を求められるので(結構、組込みと関係無い部分まで問われる)、
こういった本でまとまっている内容では合格点ギリギリということもある。
安心できる様に過去問は必ずチェックした方が良い。
(必ず何問かは過去問がそのまま出題されている)


<勉強時間>
約半年間チビチビ通勤時間に先述のテキストを読む(1日平均20分くらい)。
あとは過去問、試験1月前くらいから休日毎に3時間程度。
前日は不安になって丸一日過去問解いてたw


<試験直前>
腕試しでやったとき(ノー勉で)6割以上取れてた午前IIが、6割を割り、焦るw
相変らず午後の問題は楽しくて多分6割くらいは取れていそうな感触。

<試験当日>
応用情報技術者試験の時と同じ会場だったので、最寄りのコンビニやトイレ等は
把握できており、試験に集中できたのは良かった。

午前IIがわからない問題のオンパレードで、午後の試験、戦意喪失しかけた。
午後はなかなか文字数制限に悩まされ、回答に時間がかかって、午後I、午後IIとも
最後の最後まで鉛筆を走らせていた。

<結果>
午前は試験の翌日、昼休みに職場で自己採点し、68点を確認。
間違ったと思った問題が合ってて、自信のあった問題で間違えていた。
ともかく過去問に救われた印象。

あとは恒例の結果2ヶ月待ち。で、出た結果がこちら
意外と午後は好成績で驚き。ポイントは記述問題で無理に「俺はここまでわかってるぞ!」感は、
出さなくていいということかな?

過去問の解答を見ていると結構あっさりした記述が多く、
文字数制限が多くても半分くらいしか使ってないことも見受けられるので、端的に回答することが重要かと。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、SNSなんかで評判を見ていると、、
毛嫌いされている書き込みなども見掛けたが、自分は受けて楽しかったし、
根気さえあれば午後の試験は特に難しく無いと感じた。