2017年2月14日火曜日

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)ってっどうなん?

以前、新聞の記事で、サイバーセキュリティ対策を担う人材確保を目的に新たな資格を創設する的なことを見ていた気がしていたのだが、情報処理安全確保支援士ってのがIPAのサイトに出ていて、これがそれかーと、今更ながら、ちょっと内容を確認してみた。

扉のイメージ
IPAの情報処理安全確保支援士の募集コピーには「未来へつながる扉を開け」とある。扉の先に何があるのか?

よく見てみると、まとまった収入が期待できない人数が確保できないからか、情報セキュリティスペシャリストの合格者も制度開始から2年間登録できるらしい

色めきだって、早速登録申請!と思ったのだが、読み進めていくと免許を維持する為に、定期的な講習の受講が必要なんだとか。ふむ、日進月歩の世界で、知識のアップデートの必要性は理解できる。しかし、受講料がどうのとか書いてるではないか。しがないサラリーマンには重要な事項である。

早速調べてみたところ、講習費用はオンライン講習A、B、C、各コース20,000円、集合講習80,000円。

はい、目を疑いました。3年で14万円ですw

払える訳ないw貧乏人は毎年試験受けなおして番号を何度も取り直すのが安上がりなんでしょうね。

まぁさすがにこの値段設定は、誰か吠えてるだろうなと思ったら大手メディアで取り上げられてました。
メリットが見えない、これがマジでつらいです。せめてこの講習を一般に開放して、一般は上記料金で、資格士は無料で受けられるくらいの特典は無いのかと提案したくなります。

目標の3万人登録で、年商14億円。IPAの新しい財源なんでしょうか。いやいや、裏でこの何倍もの税金が投入されて制度が維持されるんでしょうね。

しかし、これ、試験内容は情報セキュリティスペシャリスト試験と同等で、この更新料。本当に3万人も集まるんでしょうか。情報セキュリティスペシャリスト試験は8年間16回の試験で合格者は4万4千人程しか出てないのにです。

本気でセキュリティ対策を担う人材を確保する気があるんでしょうか。甚だ疑問です。

私は今回は、登録見送りですね。